土地の名義変更では二種類の専門家を上手につかうと効率的

土地の名義変更で、困ったことや分からないことがあるときに相談する相手は、法務局か司法書士です。法務局は登記内容を管理している役所で、司法書士は登記申請の代理を仕事として請け負っている専門家です。どちらでも相談に乗ってくれますが、それぞれがカバーしている範囲は同じではないので、相談したい内容に応じて適当な方を選択することで効率的な相談が可能です。法務局は登記を管理する側なので土地に関する登記申請も対象になっていて、名義変更も当然含まれています。

申請内容の調査を行い、適法であれば登記内容に反映させて、そうでなければ却下する立場です。ですから申請の形式や必要書類などに関する問い合わせなら、法務局の相談窓口を利用すると的確な指導を受けることができます。実際に申請を処理する立場からのアドバイスになるため、内容の正確性に疑いを持つ余地はありません。司法書士は登記申請を代理する立場であるのと同時に法律家でもあるので、土地の名義変更に至る過程で気になる点がある場合の相談相手として有効です。

例えば二人でお金を出し合って購入した場合は、誰の名義にするべきなのかということや、名義変更と同時に他の手続きが必要になる場合などはアドバイスを受けることが可能です。どちらも登記に関する専門家ではありますが、仕事内容に違いがあることから専門分野にも差があります。的確に利用すると時間効率も良くなり、無駄な時間や費用を節約することが可能になります。